ホームスチールは中村奨成の単独?それともサインプレー? 過去のプロ野球での実績は?

スポーツ

甲子園球場での観戦中、超レアなプレーを目撃!それは広島カープの中村奨成選手のホームスチールでした。あのプレーはサインプレー?それとも?どちらにしろ現在のプロ野球では目撃できる機会はなかなか無いでしょう。

ホームスチールとは?

野球のルールで、攻撃側のランナーが次の塁を盗むことを盗塁と言います。

一塁ランナーが二塁ベースへ盗塁することで
二盗(セカンドスチール)と言い、

二塁ランナーが三塁ベースへ盗塁することで
三盗(サードスチール)と言います。

そして、三塁ランナーが本塁へ盗塁することを
ホームスチールと言います。

ホームベースまで帰れば攻撃側に1点が入る訳です。

皆さんも重々ご存じのことと思います。
(失礼しましたm(_ _)m)

野球のルールをご存じの方は「当たり前の話しや」って、聞こえてきそうですが、
この記事は全く野球のルールをご存じ無い方向けに書いてみましたので悪しからず。

広島カープの中村奨成選手とは?

1999年6月6日生まれ(26歳)
広島県廿日市市出身
小学校1年の時に少年野球クラブに所属
高校時代は広島の名門 広陵高等学校を卒業

2018年に広島カープに入団しプロ野球選手になる
身長181cm、体重86kg
右投右打
外野手、捕手

 

ホームスチールってどれほどあるの?実績を調べてみました

私も少年時代、野球小僧のひとりでした。

小学生のころのかすかな思い出ですが、
甲子園球場へも自宅からそう遠くもないこともあって、

高校野球やプロ野球の観戦へ
親に時々連れて行ってもらった記憶があります。

そんな訳で、ベースボールには多少の知識あるかなって感じで、
大人になった今でも時々プロ野球観戦には球場へ足を運んでいます。
(プロ野球を観戦にいく位ですが・・・)

当然ながらホームスチールの経験も全くなく、
と言うより そのようなルールそのものを知らなかったと思いますね。

高校野球や大学野球でも、
また社会人野球やプロ野球でも、

ホームスチールを見た記憶が余りないと言うか、
自分でも本当に見たことがあるのかなぁ位の感覚です。

気になるので少し調べてみました

 

<高校野球全国大会>

2021年 夏の甲子園大会
東明館高校(佐賀)対 日本航空高校(山梨)
日本航空高校の攻撃で、2死一・三塁の場面で
ダブルスチールを仕掛け、ホームスチールを成功させました
守備側の動揺を誘ったプレーで勝利を掴みました

1967年 夏の甲子園大会
報徳学園 対 大宮高校
報徳学園が大宮高校との試合で
サヨナラホームスチールを成功させ勝利しました

両校のケースはホームスチールが勝利を手繰り寄せています。

当たり前ですが、
あと1点あれば勝利が近づくシチュエーションだからこそ
大胆にもホームスチールをやるのですね

結果は別として高校野球の場合、
それぞれの監督の積み重ねられた経験から、
勝負時との ひらめきによって決断されるのでしょうね

 

<プロ野球>

2004年 オールスターゲーム:セパ交流戦
3回裏、パ・リーグの攻撃 2死三塁の場面
打者・小笠原選手の打席中に、新庄選手が三塁から本塁への盗塁を強行。

捕手・矢野選手が投手・福原選手へ返球した一瞬の瞬を突いてスタートを切って、ヘッドスライディングでセーフ。

このプレーは、オールスターゲームでの史上初の単独ホームスチールの成功例として記録されています。

今の日本ハムファイターズの新庄監督の人柄から考えると、
いかにもって感じで単独ホームスチールをやることで、
話題的にも最高!!ですね

 

もっともっと過去の話しになっちゃいますが、
読売巨人軍時代の長嶋茂雄選手時代のエピソードです。

とある試合で、三塁ランナーの長嶋選手が、そのとき打席に立っていた広岡選手の打撃中に単独でホームスチールを決行し、アウト判定になりました。

この独断のホームスチールにより得点のできなかったことで、
バッターの広岡選手は「そんなにオレのことが信用できないのか!」と激怒し、
試合途中にもかかわらず自宅に戻ってしまったらしい。

この一件が、広岡選手と当時の川上哲治監督との確執を深め、
広岡選手の引退のきっかけになったとも言われているそうです。

また、広岡選手は後年、「川上監督が私に内緒で長嶋にホームスチールのサインを出したのではないか」と推測していました。

その後、川上監督の息子の書籍には「広岡は打てないから、長嶋にホームスチールのサインを出した」と記されていたので、推測が正しかったと述べていたようです。

まとめ

今回の阪神タイガース vs 広島カープの試合で
中村奨成選手がホームスチールを決行したときの
シチュエーションを考えてみました。

  • 中村選手は三塁ランナー
  • 打席には得点圏打率4割を超える4番の末包(スエカネ)選手
  • 6回表、広島が1点リード
  • 2死三塁の場面

三塁にランナーが、そして打者は強打者の4番の末包選手、
ビジターでの中盤最後の6回で1点リード状況では早く追加点で欲しい。

阪神の投手は新人ながら安定している井原投手
なかなか追加点が取れそうにない。

あり得ない攻撃パターンのホームスチール
阪神タイガースも想定外の作戦だろうし、
大胆な奇襲攻撃をおこなえば
安定したピッチングを続けているとはいえ相手は新人投手みたのか。

ホームスチールに勝算ありと新井監督は決断したのか。

そもそも この作戦は新井監督が決断しサインをだしたのか?

それとも、中村選手と三塁コーチとのアイコンタクトで決断したのか。

本当のところは本人に確認しないと解りませんが、

実際にナマのホームスチールを目撃すると、
結果はどうあれチームが「この試合を勝たなければ」と考え抜いた作戦を
実行することは、

ホームスチールに限らず観戦している側の人達を虜にし
「今日の試合はしびれあなぁ」と思い起こす場面だと思いましたね。

プロ野球ともなると、どうしても派手なプレーを期待してしまい、
ホームランやスーパープレーばかりに目が奪われがちですが、

ホームスチールのような駆け引きのプレーに、
プロ野球の世界だけではなく野球界全体で考えても、

めったに起こりえないプレーを目撃できたことは感動以外の何物でもないと感じてしまいました。

また、機会があればプロ野球観戦に行きたいですね。

おわり

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