エアコンの新基準とは?機能・容量・家の気密性から選び方を徹底解説

生活・文化

エアコンの容量

家電量販店でエアコンを購入を考えているとき、店員さんに初めに聞かれるのは「畳何畳のお部屋ですか?」、その次に聞かれるのは「木造ですか、それとも鉄筋建築ですか?」、そして「陽当たりははどうですか?」です。

ではエアコンの畳数の目安はJIS規格(日本産業規格)によって定められました。

  • 2.2kw 6~9畳
  • 2.5kw 7~10畳
  • 2.8kw 8~12畳
  • 3.6/4.0kw 10~15畳
  • 4.0/5.6kw 11~17畳
  • 6.3/9.0kw 16~29畳

以上のようにエアコンの容量と畳枚数の目安がありました。

 

エアコンのような体感温度だけが判断基準にまるものや、空気清浄機のように空気の綺麗さを売りにする製品は、「大は小を兼ねる」という考え方から容量の大きいものをメーカーも量販店の定員も進めてきます。

当然ですよね。最大値にしても余り冷えないとか、温まらないとかはその人の感覚だけですから。

最大値にしても冷えないなら店員やメーカーの責任にされ兼ねません。

最大値にしなくても「よくエアコンが効いているなぁ」と言ってもらえる方が店側はクレームにならなくていいのですから。

 

皆さんもメーカーや店員から進められる機種は、実際より容量の大きいものを進められていると疑う気持ちを持つほうが良いですよ。

 

近代住宅の気密性

昔の日本の住宅事情といえば、「風通しの良い住宅」が好まれた時代もありました。

北海道や東北などの雪国はもちろんのこと、神戸市でも標高の少し高いところではエアコンを設置していない家庭が殆どのように聞いています。

かなり以前の話ですが。

それが昨今の気候変動・異常気象の影響により近代の住宅事情は大きく変化しています。

 

気象庁の予報用語も最高気温が大きくなることに増やしていますよね。

  • 夏日(なつび):25°C以上
  • 真夏日(まなつび):30°C以上
  • 猛暑日(もうしょび):35°C以上
  • 酷暑日(こくしょび):40°C

雨予報の用語です。

    • やや強い雨:1時間の雨量が10〜20mm未満(ザーザーと降る)
    • 強い雨:1時間の雨量が20〜30mm未満(傘をさしていても濡れる)
    • 激しい雨:1時間の雨量が30〜50mm未満(バケツをひっくり返したように降る)
    • 非常に激しい雨:1時間の雨量が50〜80mm未満(滝のように降る)
    • 猛烈な雨:1時間の雨量が80mm以上(息苦しくなるような圧迫感がある)

 

また、現象や災害に関する用語として。
  • 大雨:重大な災害が発生するおそれがあるほど降る雨
  • 局地的大雨 / 集中豪雨:短時間に狭い範囲で降る激しい雨(いわゆるゲリラ豪雨は気象庁ではこれらの用語で表現されます)
  • 霧雨:直径0.5mm未満の微小な水滴による弱い雨

近代住宅を取り巻く環境は、夏には40°C超えの猛暑にさらされ、ひとたび雨が降れば線状降水帯などの豪雨に見舞われることが年々多くなっています。

 

近代住宅の多くは このような異常気象にさらされることに対応できているのでしょうか?

 

話が戻りますが、JIS規格(日本産業規格)によって定められたエアコンの目安についてもですが、驚くなかれ、この目安が定められたのは1964年(昭和39年)なのです。

1964年とは東京オリンピックが開催された年で、そこから改定されていないのですよ。

近代住宅を取り巻く気象環境は東京オリンピックの頃とは桁違いなのはお解りですよね。

 

まとめ

近年の気象変動はもちろんのことですが、家屋にも大きな違いがあります。

昭和家屋の冷房効率は、現代の住宅と比較して一般的に非常に低いとされています。

築年数が古く断熱材や気密性能の基準が現在とは異なるため、エアコンを稼働させても冷気が逃げやすく、電気代が高騰しやすい傾向にありました。

しかし、近代家屋については、家屋の断熱リフォームを行うことで冷暖房の効率を大幅に高めて光熱費を削減するだけでなく、ヒートショックのリスク低減や室内の結露防止といった健康効果も期待できます。

現在、国や自治体から多くの補助金制度が提供されており費用の負担を大きく軽減することができます。

 

私の暮らす神戸市でも、「すまいの温熱環境と健康の関係」として、私は一度も利用したことはないですが、住宅の断熱性能に大きく関係する高性能な断熱材などの補助制度があります。

各自自体で行っている補助制度を使ってのリフォームも数多くありますので、リフォームをお考えの方は一度お問い合わせしてみてはと思います。

 

近代住宅を取り巻く環境は厳しさを増し、住む住宅にも気密性が求められています。

しかし日本全国の住宅が一斉に気密性を確保することは不可能ですので、各家庭でエアコンの購入の際は、まず今住んでいる家屋の状況を知った上でエアコンを選定するのが得策と思います。

 

こんな話もあります。10畳の部屋のエアコンを買い替えるタイミングで、今までエアコンが効き過ぎて寒く感じることが多かったので、試しに 6畳用を購入し設置したそうですが、何の問題もなく快適に暮らせているそうです。

色んな事例はありますが、まず始めにエアコンを設置する自宅の環境を知ることから始めましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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