なぜ今「ネオ・ブルーカラー」が注目されるのか?フィジカルAIが描く未来

コラム

フィジカルAI=頭脳∔身体=AI∔ロボット

現時点でもフィジカルAIの進歩はすさましいものがあります。

洋服をたたんだり、料理を作ったりと、人間の手助けの一翼を担いつつあります。

 

中国のフィジカルAIの進歩には正直、驚かされます。

ロボットが100m走でウサイン・ボルトの記録を破ったり、ロボット同士でサッカーの試合や、ブレイクダンスを踊るなど驚かされます。

それも、毎年の技術の進歩もすさましく、はじめの頃はロボット特有のぎこちない動きでしたが、年々人間の動作に近づいた滑らかな動きに近づきつつあるのです。

国家戦略と位置づけ、AI分野に多額の予算つぎ込んだ中国の戦略は成功していますよね。

実際にヒューマノイドロボットの分野での中国製の世界シェアは、2026年上半期について中国企業が世界出荷の約97%を占めるとの中国の業界団体のデータを報じています。

しかし、この数字は「フィジカルAI全体」ではなく、ヒューマノイドロボットに限定した数字です。

ヒューマノイドロボット??

もう一度、AIについて整理してみますね。

生成AI・AI
→「考える・判断する」

フィジカルAI
→「現実世界を認識して判断し、行動する」

ヒューマノイドロボット
→「そのAIを搭載して、実際に身体を使って作業する」

例をあげれば、

「床に落ちている紙屑を片付けて」
と指示すると、

認識 → 紙屑を発見 → 持ち方を判断 → 手を伸ばす → 紙屑をつかむ → 運ぶ→ゴミ箱に捨てる

という動作をAIで行うのが、フィジカルAIを搭載したヒューマノイドロボットのイメージです。

もう人間に忠実な執事のような存在ですよね。

 

日本もAIでは世界にかなりの後れを取っていますので、日本の現首相も日本の得意技と位置づけ、フィジカルAIの分野で世界をリードすると息巻いていますよね。

 

フィジカルAIの分野で日本が世界をリードできることを期待しつつ、そううまくいくかは誰にも解らないですけどね。

 

まとめ

本題に戻りますが、

なぜ今「ネオ・ブルーカラー」が注目されるのか?

ネオ・ブルーカラー × フィジカルAIが注目される理由を簡単に言えば、「AIを使える現場のプロ」これからの産業を支える存在になるからです。

今の日本の労働環境は人手不足が深刻な課題です。

建設・製造・物流・介護など特に深刻ですよね。

フィジカルAIは、実際の状況を認識し判断するロボットを実際に稼働させ、現場で働く人間の代替と期待されています。

ここがネオ・ブルーカラーのポイントです。

従来のブルーカラー
「自分の経験・技能で作業する」

ネオ・ブルーカラー
「現場の技能+AI・ロボットを使いこなす」

例えば、熟練した建設作業員がAI搭載ロボットを操作・監督したり、工場の技能者がAIに設備の異常を予測させたりするイメージです。

実際に「ネオ・ブルーカラー」は、現場知識とAIリテラシーを併せ持つ人材として論じられています。

それは即ち、AIに仕事を奪われる側ではなく、「AIを使う側」になるということです。

生成AIの出現によって、ホワイトカラーの仕事が効率化される一方、フィジカルAIは現場の仕事そのものを変える可能性を秘めています。

例えば、

職人は、AIを使う職人になる。
工場作業員は、AIロボットを管理する作業員になる。
整備士 → AIによる予測保全を使う整備士

という変化です。

フィジカルAIによってブルーカラーの仕事の効率化・代替・高付加価値化が進む可能性があると言われています。

これは非常に重要なのですが、AIは大量のデータを必要とするため、実際の現場で得られるデータやノウハウが重要になります。

実際の「現場経験」のデータを多く吸収することで、現場で役立つフィジカルAI・ロボットになるのです。

そのためには人手不足や技術継承の現場へ導入しながら実環境でデータを集めることが重要なのです。

結論から言うと「現場を知っていてAIを使える人」が最も重要になるのです。

以上の理由で「ネオ・プル-カラー」と呼ばれる人材が、今後の日本の産業で重要な鍵になることでしょう。

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